税務署職員も辛いんですね

昨日、名古屋の銀行で、奈良県の税務署職員が
刃物を持って人質事件を起こしたと、報道されていました。

今日になって動機が仕事や家庭のことで悩んでいて、
「悪いことをすれば懲戒処分になる」と供述していると
報じられていますが、まだ詳しい内容はわからないようです。

今日読んだ本は、元国税庁調査官の大村大次郎氏の
「そば屋はなぜ領収書をだしたがらないのか?」です。

その中に、税務職員には年間でいくらの追徴税を稼がないと
いけないと言うノルマがあると、はっきり書いています。


うわさには聞いていますが、ここまではっきり書いている本は
珍しいですね。


以前、副島隆彦氏の本の中に、東京国税局管内では、ノルマが達成
出来ない税務職員は、銚子税務署に飛ばされるので、銚子税務署に
飛ばされるくらいなら退職する方がいいと、実際退職する税務職員も
いると書いていました。事実は確認したわけではありませんが。


どんな職業でもストレスはあるのでしょうが、だからといって、奈良の
税務職員の行動は許されるべきではありません。


心配なのは、ごく一部の人の行動で、税務署職員全体が、肩身の狭い
思いをするのは気の毒だと思います。


おばさん税理士は、今年の確定申告時期は地元の税務署でお手伝いを
して、税務署の方にはいろいろ教えていただいて、お世話になり、
皆さんいい人ばかりだったので、一般の税務署職員の方には同情して
いるのです。


それに、今まで税務調査でひどいことを言われた経験もありません。
ただ、処理に関する見解の相違で修正申告をするよう指摘された
ことはありますが・・・・