相続 土地・建物の現地調査

今日は相続財産の現地調査に行って来ました。


踊る大捜査線の「事件は会議室で起きてるんじゃない、
現場で起きてるんだ。」と同じように、相続財産の現地調査も
とても大切です。

登記上は「山林」となっていても、現地に行ってみると大きな道路が
開通し、見事な「宅地」というケースもありますから。


よいお天気に恵まれてスムーズに進みましたが、紫外線を
タップリ浴びたので、今夜はお肌の手入れを念入りにしなくては。


さて、相続財産の現地調査はその前準備が大切です。

(1)名寄せ帳や固定資産税の明細表を参考に、土地・建物の一覧表を作成。

(2)法務局で登記事項証明書と字図を取得。


(3)法務局のブルーマップで、大体の所在地を確認。

   以前は法務局でブルーマップのコピーが出来たのですが、
   今は、閲覧だけになってちょっと不便です。

(4)国税庁のサイトで「路線価地域」か「倍率地域」かを調べる。
          ↓
   財産評価基準書|国税庁


(5)「全国地価マップ」のサイトで千分の一の地図で現地を確認、印刷。
          ↓
   全国地価マップ | トップ

   全国地価マップは「相続税の路線価」と「固定資産税の路線価」と
   「地価公示・地価調査」が同時に見られるのでとても便利なのですが、
   グーグルのようにカーソルで自由に移動することが出来ません。
   上下、左右、斜めの矢印をクリックして地図を移動させるので、かなり
   使い勝手が悪いのです。(無料なのに、文句を言ってごめんなさい。)


(6)グーグルマップで現地の航空写真を確認、印刷。

   今回は、農地、畑の航空写真と字図のかたちが一致していて、感動しました。
   
   
(7)字図をコピーして、三角スケールをあてて長さを書き込む。

   こうしておけば、実地に測量した数字と比較できます。

(8)市役所に行って都市計画図、市道の確認。

   北九州市は都市計画図についてはインターネットで手に入れることが
   出来ます。
          ↓
   http://www.city.kitakyushu.jp/page/toshi/youto/  


   
以上をファイルして現地に持って行きます。


その時の必需品は、
   50メートルの巻尺
   デジカメ
   筆記用具
   軍手
   タオル
   長靴
   水


今回は助手がいないので、お客様に測量を手伝っていただきました。

と言うより、おばさん税理士は「ここから、あそこまで測ってください。」と
指示するだけで、お客様とその息子さんが道路や畑の中を走り回って測量を
していただいたというのが正確な状況です。

あらためて〇〇〇家の皆さん、有難うございました。