事業承継税制の本の紹介

昨日に続き、事業承継税制について。

今日ちょっと立ち寄った本屋さんで興味ある本を見つけました。

「事業承継税制のニュートレンド」

サブタイトルが「自社株納税猶予制度の未来予想図」

辻・本郷税理士法人監修で、出版社は税務経理協会です。


「中小企業経営承継円滑化法」の附則第2条で

政府は、平成20年度中に、中小企業における代表者の死亡等に
起因する経営の承継に伴い、その事業活動に支障が生じることを
防止するため、相続税の課税について必要な措置を講ずるものとする。


と書かれていますが、まだ事業承継税制の概要がほとんど明らかに
なっていない段階で本が書かれていることに驚きました。

本の「はしがき」を読んでみると

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 この円滑化法は主に民法遺留分の特例を定めており、この法律の
対象となる会社やオーナーおよび後継者が来年の税制に直接的または
間接的に繋がるような仕組みになっています。
 ですから、税制が平成21年にできるから来年勉強しようでは遅すぎる
わけです。

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 現在、分かっていないことのほうが多い中で筆を進めているので、
逆に筆が進みすぎて間違いや勘違いが多いかもしれません。ですが、この
事業承継税制をより多くの人に注目してもらいたいと願い早くこの本書を
世に出すことになりました。
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 現時点では分からないことを本書の中では希望的観測で思い切って
「こうなるのではないか」と書いております。
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この「はしがき」を読んで、迷わずレジへ直行。


事業承継税制については、平成19年12月19日に公表された
「平成20年度税制改正の大綱」の最後の方で(備考)として
約1ページその概要が書かれているというこで、確認してみたら
確かにありました。資料は最後まできちんと読まなければと、
大いに反省。


大綱の17、18ページに書かれています。
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http://www.mof.go.jp/genan20/zei001.pdf