申告漏れ上位10業種

福岡国税局が平成18事務年度(平成18年7月〜19年6月)の所得税
及び消費税の調査等の状況について公表しています。


その一部ですが、「1件あたりの申告漏れ所得金額が高額な
上位10業種」をご紹介します。



 順位 業種目   1件当たり申告漏れ額  申告漏れ割合
 1位 風俗業     3,321万円       67.4%
 2位 くず金卸売業  1,811         46.4
 3位 食堂      1,200         59.0
 4位 弁護士     1,084         15.7
 5位 一般自動車整備 1,005         46.9
 6位 焼肉       967         48.1
 7位 畜産業      939         55.2
 8位 西洋料理     913         58.2
 9位 焼き鳥      848         51.3
10位 酒場       817         39.9


1件当たりの金額もびっくりしますが、申告漏れ割合の多さに
びっくりです。
4位と10位以外は、半分以上に申告漏れがあると言うことですね。
また、4位の弁護士さんの申告漏れにも驚かされます。



ちなみに、東京国税局の上位10業種も福岡と比較すると、面白いですよ。

 順位 業種目   1件当たり申告漏れ額  申告漏れ割合
 1位 風俗業     4,507万円       85.6%
 2位 不動産代理仲介 1,539         72.9
 3位 バー      1,357         70.2
 4位 商品販売外交員 1,240         31.5
 5位 弁護士     1,082          8.5
 6位 個人タクシー  1,066         49.8
 7位 プログラマー  1,051         37.6
 8位 酒場      1,022         37.6
 9位 整形外科医   1,016          5.8
10位 内科医      956          5.6


 福岡国税局とはだいぶ様子が異なります。
 1位は同じ風俗業ですが、申告漏れ割合がずっと高くなっています。
 また、個人タクシーの申告漏れ額が1千万円を越えているのは、
 やはり都会だからでしょうか。
 上位3業種の申告漏れ割合はすごいですね。


その他の国税局の申告漏れ上位10業種を比較してみると
土地柄が現れていて、面白いですよ。

例えば、大阪国税局のトップはなにわの「貸金業」。
札幌国税局では、畑作者農業や畜産業が10位以内に
入っています。


国税庁のホームペーの左下から各国税局にリンクされているので
ぜひチェックしてみてください。
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国税庁