減価償却制度の改正

19年度の税制改正減価償却制度が大きく改正されました。

前にもご紹介しましたが、19年4月に国税局が公表した
「法人の減価償却制度の改正に関するQ&A]のページ数が
33ページもあります。
      ↓
http://www.nta.go.jp/category/pamph/houjin/h19/genkaqa.pdf


今日の国税庁のホームページで新しい法人税申告書の別表が公表されています。

新制度は19年4月1日以降に取得した減価償却資産から適用されるので、
4月決算法人で、4月中に減価償却資産を取得した場合は、新しい
別表16〈一)又は、別表16〈二)を使用しなければなりません。

新しい別表を見てみると、別表16〈一)は40行から47行に増えています。
別表16〈二)は、何と41行から51行に増えていて、団塊世代のおばさん
税理士では、左側の細かい項目の字が読めません。

しかも金額を書く欄がとても小さくて、コンピューター処理をしていれば
何とかなるようですが、手書きではせいぜい7桁くらいまでしか書けません。

数十億、数百億の建物や機械装置を書くときはどうすればいいのでしょうか。
(今のところ数百億の減価償却資産を持っているお客様は居ないのですが・・・・)

財務省のキャリア官僚の皆様、税理士の平均年齢が60代であることを
ご存知ですか?

新しい別表16〈二)です。プリントアウトしてみると字の細かさが分かります。
「旧定率法又は定率法による減価償却資産の償却額の計算に関する明細書」
      ↓

http://www.nta.go.jp/category/yousiki/houjin/annai/pdf/h19/16_02.pdf