公的年金から住民税が天引きされる?

総務省のサイトで「公的年金受給者で個人住民税の納税義務の
ある方の納付方法が変わります」というお知らせがあります。
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総務省|地方税制度|公的年金からの特別徴収


今年10月から65歳以上の人は公的年金から個人住民税が特別徴収、つまり
所得税と同じように、天引きされるそうです。


根拠条文は?と探してみたら、平成20年4月30日に成立した改正地方税法
公的年金からの特別徴収の創設」がありました。

地方税法第321条の7の2から321条の7の10までに規定されています。


申告相談センターで公的年金源泉徴収票をみると、少ない年金から
介護保険料や長寿医療保険料が天引きされていて、その金額の多さに
びっくりします。

さらに、住民税まで天引きされるととは。


総務省のお知らせには「この制度により新たな税負担が生じるものでは
ありません。」と書かれていますが、高齢者の方はいきなり天引きでは
納得しないのでは。


もちろん地方税法第321条の7の5で「市町村は年金所得者に通知をしなければ
ならないと。」規定されていますが、その前にもっと広報活動を徹底して
混乱が生じないようにしてほしいと思います。