8月は研修シーズン

今日は税理士会主催の研修で福岡市まで行って来ました。

テーマは「中小企業における自己株式の活用と税務」。

講師は九州北部税理士会の有田義博先生です。

自己株式は会社法法人税法所得税法を理解しないと
いけないので大変です。

実務ではあまり縁が無いのでついつい勉強がおろそかになりがち
なので、研修があれば出来るだけ参加しています。


最近は「中小企業の会計に関する指針」をもとに処理をすることが
求められているので、会計上と税務上の処理が異なる場合があります。

その時は、別表四、別表五(一)で調整しなくてはいけないのですが、
まだまだ勉強不足です。


自己株式の取得といえば譲渡した株主には「みなし配当」課税が
生じる場合があるので注意が必要だと言われました。

配当となれば、法人であれば受取配当等の益金不算入、個人であれば
配当控除の適用があります。


法人の「みなし配当」を失念して、受取配当等の益金不算入をしなかったため
法人税が過大となり、損害賠償の対象になったという、怖い話も聞きました。


法人税法24条(配当等の額とみなす金額)、所得税法25条(配当等と
みなす金額)を帰宅してから、もう一度じっくり読み返しています。

それにしても、税法の「みなし配当」や「みなし譲渡」って本当に
よく研究しておかないといけませんね。



さて、8月は税理士会の研修が4日間、その他の研修が2日間、そして
お盆休みと、月の半分くらいしか仕事をする日がありません。

気合を入れて頑張らなければ。