資料せんの作成

一般の方が「資料せん」と聞いてもぴんと来ないかもしれませんが、
税理士事務所では夏の恒例作業です。


税務署からお客様に送付された手紙には次のように書かれています。

税務につきましては、日頃からご協力をいただき厚くお礼申し上げます。
さて、税務署におきましては適正・公平な課税の実現のため、各種の
資料情報の収集に努めております。
つきましては、御多忙中お手数ですが、貴社(あなた)の平成19年10月から
平成20年3月までの取引等について、下記の資料を同封の「記載要領」により
作成の上、「一般収集資料せん合計表」とともに、来る8月29日までに提出
いただきますよう御協力をお願いいたします。

・・・・(途中省略)

この依頼は、皆様のご理解とご協力により提出をお願いするものです。

A社に3月10日に外注費として100万円支払ったと、資料せんを
提出すると、当然A社はその日100万円の売上計上があるはずです。


ということで、税務署の調査の為の資料にするのだと聞いています。


法定資料ではなく、税務署からのお願いなので、強制力は
ありませんが、税理士事務所ではほとんど提出していると思います。


取引量の多いお客様の資料せんを預ったので、今年は手書きをやめて、
CDで提出することにしました。


データの入力フォームが国税庁のホームページからダウンロードできると
あったのでさっそく見てみましたが、見当たりません。


やっと、国税のホームページで見つけました。
もちろん管轄の福岡国税局からエクセルのフォームをダウンロードしました。

ダウンロードと聞いただけで萎縮してしまうのですが、エクセルの
初級の上クラスのおばさん税理士でも入力できそうなフォームなので
安心しました。

ひまなので、他の国税局の資料せん入力ファームを見比べてみました。

すこしづつ違っていて、入力の仕方や暗号化の説明も親切な国税局と
そうでない国税局があって、なかなかおもしろいです。

暗号化については自信がないので、娘に聞くことにします。


今年は1件だけなので、のんびり入力していますが
顧問先の多い事務所は、資料せんの作成も大変でしょうね。