本の紹介「70円で飛行機に乗る方法」

昨日、仕事が予定より早く終わったので、街の本屋さんへ
寄りました。

「70円で飛行機に乗る方法」のタイトルに、????
サブタイトルはマイルを使わずとも超格安で旅行は出来る。

パリに安く行けるのではと、さっそく買って一気に読みました。


70円で飛行機に乗る方法 マイルを使わずとも超格安で旅行はできる  (宝島社新書)

70円で飛行機に乗る方法 マイルを使わずとも超格安で旅行はできる (宝島社新書)

LCC(ロー コスト キャリア)という新興エアラインが
破格の航空運賃を提供しているということです。

例えば、ロンドンからミラノが約5,600円
バンコックからシンガポールが1,600円
シンガポールからプーケットが何と70円。

すべて海外での話です。

残念ながら、まだ日本では格安チケットといっても、これほど
安いものは購入することが出来ません。

ちょっとがっかりしましたが、この本を読んでよかったことは
LCC各社のコスト削減の方法です。

従来の空の旅のサービスを徹底的に見直している点です。

飛行機内の食事や飲み物は有料。
ブランケットや枕も有料の場合も。
機内の掃除は客室乗務員が行う。
飛行機の機種を統一する事によってコストを削減する。
着地料の安い空港を選ぶ。


たしかに、福岡ー仁川はわずか1時間ちょっとですが、
一応国際線なので食事が出ます。

飛行機が離陸したと思ったら食事の準備が始まり、
まだ皆に配り終えていないのではと思えるくらいのときに、
「当機はまもなく・・・」と機長のアナウンスに、客室乗務員さんは
食器の回収に大あわてです。

毎回、おかしくて、こっそり笑っています。

別に食事がなくてもいいのではと思っていました。


会社でも個人の生活でも、もう一度本当に必要なものなのか
色々見直してみると、かなりスリムでコストのかからない
生活が出来るのではと、この本を読んで、考えさせられました。


70円で飛行機に乗ることは出来ませんでしたが、
日本の航空業界と世界の航空業界との違いなど、
興味深く読みました。

また、日本の観光行政のあり方にも著者は苦言を呈していますが、
平成20年10月には「観光庁」が出来るようです。
少しは、期待が持てるのでしょうか。
      ↓
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/kanko/shinsetsu.pdf