19年度査察(マルサ)の概要

国税局の査察は映画「マルサの女」ですっかり有名になりましたが、
今年もその調査結果が公表されました。

      
その書き出しは次の通りです。

脱税はいわば社会公共の敵というべきものであり、大口・悪質な脱税者の
刑事責任を追及することなどを目的として、査察調査を実施しています。
 今般、平成19年度(平成19年4月〜平成20年3月)の査察調査の結果が
まとまりましたので、その概要を報告します。

はっきり脱税は社会公共の敵だと言うべきでは。


さて、査察の着手件数、検察への告発件数ともに18年度より若干減っていますが、
逆に、1件あたりの脱税額が17%も増加しています。

脱税手口では、億単位の脱税報道が目立った外国為替証拠金取引(FX取引)や、
課税仕入れに該当しない人件費を外注費とする消費税の脱税、輸出免税を
仮装した消費税の脱税が大幅に増加したそうです。


その他は、オーソドックスな?売上除外、架空経費。


毎年興味があるのは、脱税したお金をどこに、どのように隠すかの手口です。
(決して決して参考にしようと思っている訳ではなく、単なる野次馬根性です。)

現金や金地金の隠し場所には苦労すると思うのですが、一つ気になるケースが
ありました。

タンスの芳香剤の中に他人名義の貸金庫のカギを隠していたケースです。

その第三者名義の貸金庫に脱税したお金を隠していたらしいのですが、
映画「ダビンチコード」でもありましたが、銀行の貸金庫は入れるときも
出す時も、チェックが厳しいと思っていました。

本人確認等は必要ないのでしょうか。




査察の詳しい内容は国税庁のホームページをクリックしてみてください。
        ↓
国税庁ホームページリニューアルのお知らせ|国税庁