中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律案

確定申告が数件終わったのでですが、電子申告をしないお客様
なので、紙ベースで申告書や決算書を打ち出すことにしました。

おばさん税理士はカラープリンターを持っていないので、
税務署から送られてきた申告書に直接打ち出すことにしました。

国税仕様によるOCRモノクロ白紙印刷」でもいいのですが、つい見栄えよく
しようと思ったのが間違いのもとでした。

まず、枠内に数字をぴったり打ち出すことの難しいこと。
右により過ぎたり、下により過ぎたり。5,6枚失敗して
やっと枠内に収まりました。

次に、3枚糊付けされている薄い申告用紙を剥がして、手差しでプリンターに
差し込んで印刷をしたので、途中で紙詰まり。

そこらじゅうがトナーの黒い粉だらけで、手や用紙を真っ黒にして
半日かかってやっと1件完成です。

やはり、電子申告のほうが簡単かも知れません。


疲れて果てて、インターネットで遊んでいたら、経済産業省のホームページで
「中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律案」を国会に提出
しました、という報道発表が公表されていました。

法律案は次の3つが主な内容のようです。

1.遺留分に関する民法の特例
2.金融支援措置
3.相続税の課税について必要な措置を講ずる旨を規定


http://www.meti.go.jp/press/20080205003/20080205003.html



事業承継については、「平成20年度税制改正の要綱」の17,18ページに
「備考」として、事業承継税制については平成21年度の税制改正
「取引相場のない株式等に係る相続税の納税猶予制度」を創設予定
と書かれています。

http://www.mof.go.jp/seifuan20/zei001.pdf


今後、中小企業の事業承継に関しては目が離せませんね。