伊藤忠商事(株)会長の本
二泊三日の温泉旅行に行って来ました。
のんびりお湯に浸かって、美味しいものを食べ、
本を読んで過ごしました。
読んだ本は浅田次郎氏の「王妃の館」と丹羽宇一郎氏の
「汗出せ、知恵出せ、もっと働け!」です。
「王妃の館」については後日にして、伊藤忠商事(株)の
会長である丹羽宇一郎氏の本について少し書いてみます。
- 作者: 丹羽宇一郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/11/15
- メディア: 単行本
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一月ほど前、本屋さんでこの本のタイトルを見たときは
なんて傲慢なひどい題名だろうと、手にとって見ることも
しませんでした。
でも、まえに「丹羽宇一郎氏の考え方は素晴らしい。」と聞いた
ことがあるので、もう一度本屋さんで立ち読みしてみました。
そして旅行に持っていくためにレジへ直行。
サブタイトルに「講演録ベストセレクション」とあるように
昨年から今年にかけて各地で行った11の講演録を編集した
ものです。
講演会の主催者は「日本チェーンストア協会」、「中央大学」、
「株式会社電通」、「人事院・総務省共催」その他で、講演を
聞く人も、経営者、学生、お役人の卵、伊藤忠商事の社員と
様々です。
この本のいいところは、著者が言いたいことが何度も繰り返し
出てくることです。
三井や三菱のような財閥系ではない商社、伊藤忠に入社して、
高度成長期に必死で頑張ってきた世代、そして今の日本を
とても憂い、このままでは日本の将来はどうなるのかという
著者の警告、励まし、提言はとても共感がもてます。
しかも、この本の印税は、全額認定NPO法人「国連WFP協会」に
寄附されるそうです。
ちなみに「国連WFP協会]は国連世界食料計画を支援するNPO法人で
日本での民間協力の窓口だそうです。そして丹羽宇一郎氏が会長です。