医師妻、遺産16億円隠す
今日の朝日新聞朝刊、社会面に載っていたニュースです。
岐阜市の開業医の遺産相続に際して、妻が19億5千万円の
相続財産のうち、約16億円を隠し、2億数千万円しか申告
せず、相続税法違反で逮捕されました。
16億円は現金で、医師の妻が、耐火金庫やダンボール箱にいれ、
自宅や離れ、土蔵の床下に隠していたと報じられています。
いくつかの理解しづらい部分があります。
(1)遺産総額が2億円代の相続税の申告で、国税局の査察が入っていること。
一般的には、税務署の調査だと思うのですが。
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何か情報をつかんでいたのでしょうか。
(2)査察で16億円もの現金が見つかっても、知らなかったと
脱税容疑を認めていないこと。
しかも、修正申告にも応じなかったようです。
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普通、知らなかったのであれば、現実に16億円の現金が発見
されているので、修正申告に応じると思うのですが。
(3)11月15日から28日まで任意で事情聴取され、容疑を認めなかった
ため、逮捕されています。
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弁護士さんや税理士さんは、これだけ多額の脱税であれば
逮捕され、実刑は免れないことを教えてあげなかったのでしょうか。
容疑者は72歳ということで、実刑は精神的にも肉体的にもかなり
辛いことだと思うのですが。
なにか、深い訳があって、容疑を認めないのでしょうか。
今後は、新聞もテレビも報道しないので、週刊誌の記事で
取り上げられるのを待つしかありません。