陪審コンサルタント

今日は久しぶりに　DVD　を見ました。

「ニューオリンズ　トライアル」

ジョン・グリシャム原作「Runaway　Jury」を映画化したもので
主演はダスティ・ホフマン、ジーン・ハックマン、ジョン・
キューザック。

作者のジョン・グリシャムは
「ザ・ファーム　法律事務所（トム・クルーズ主演）」や
「ペリカン文書（ジュリア・ロバーツ主演）」
「依頼人（スーザン・サランドン、トミー・リー・ジョンズ主演）」
などヒット作で有名です。

映画としての「ニューオリンズ　トライアル」はまあまあですが
作品の中で「陪審コンサルタント」が活躍？暗躍？するのが
とても興味を惹かれました。

アメリカの裁判は陪審員が評決を下すのですが、その陪審員は
多くの候補者から最終的に12名にしぼられます。
その選択の過程で、原告、被告両サイドが、自分に有利な評決を
してくれそうな陪審員を選ぶのですが、その時にアドバイスを
するのが「陪審コンサルタント」です。もちろん高額の費用が
かかります。

DVDの最後の方に、撮影秘話のような部分で、本物の陪審コンサルタント
が、さすがに映画の中のような違法な手段は使わないが、あらゆる
手段を使って、陪審員を選択するデーターを集めると、話していました。

日本でもアメリカにならって裁判員制度がもうすぐ始まりますが、
同じように「裁判員コンサルタント」に身辺を探られるのでしょうか。

正義がお金の力で歪められないかと、ちょっと心配になりました。

ところで裁判員には日当が払われるそうですが、それは、給与所得に
なるのか、雑所得になるのか。
給与所得であれば甲欄、乙欄、どちらで源泉徴収されるのでしょうか。