ペットのための健康保険

いつも母「おばさん税理士」の、拙い日誌をご愛読いただき、
本当にありがとうございます。

日誌に時々出現し、鬼軍曹のように書かれている娘です。

母が2日ほど留守をいたしますため、代わりに娘が代筆させていただきます。
携帯のメールからでも更新できる旨を、何度となく説明しようとしたのですが、
なかなか受け入れてもらえず、元気よく公共交通機関に乗って行ってしまいました。

税理士の娘という立場だと、妙な言葉を覚えるもので、
母がまだ税理士資格の取得を目指し勉学に励んでいる時には、
「相続または遺贈によりカッコ・・・・。」などと暗記していました。
まさに、門前の小僧さん状態です。

私の大学時代の友人にも、母と同じように文学部出身で会計事務所に
勤めている人がいます。
先日、久々に電話をしていて「医療費控除」の話になりました。
母もこの件については、幾度か言及しているので重複になりますが、
コンタクトレンズが認められないという点で、妙に盛り上がりました。
税務署から「医療費控除」についてのパンフレットが事務所に送られて
来たそうなのです。
(母に尋ねたところ、そのようなパンフレットは北九州では見たことない・・・との事でした。
 関東だけなのかもしれません。)
そのパンフレットには、「医療費控除」が認められないものの具体例が
書かれており、その中に以下の一文があったそうです。

『わが子同然のペットの医療費』

確かにペットの医療費は、保険が利かないので結構かさむなぁ、と思っていました。

我が家にも15歳5ヶ月になる、柴犬の女の子(妹)がおります。
高齢犬のため、血栓を溶かすお薬や腎臓のためのお薬などを飲んでいます。
今日も病院に行って、お薬を貰ってきたのですが、受付でふと隣のかわいらしい
パグ犬に目を奪われていると、飼い主さんがB5サイズぐらいのものを出していました。
そこには、「健康保険」とかかれており、さらにそのパグの写真まで付いています。
待合室の片隅で、ペットのための健康保険のパンフレットを見つけ、再びビックリ!
さっそく家に持ち帰り、中を見てみました。

年間100万円までの上限つきで、100%保険でカバーされるものや、
私と同じように3割負担のものなど様々です。
血統種とミックス(最近では雑種という言葉は使われなくなりました。)では
さすがに掛け金が違います。
マイクロチップ*1特約なんていうのもあります。
マイクロチップが装着されていない場合は、毛根を添付しDNA鑑定を行う旨が書かれています。
数種類の保険に共通するのは、ペットを識別する為に全身写真の添付を義務づけている点です。

人間のものより優れている気がしませんか?
免許証や学生証には写真が付いているのに、保険証には付いていないのが昔から不思議でした。
身分証明として保険証では不十分ですよね。

いろいろなことを考えさせてくれる、ペット保険。
長生きしてくれることが、一番幸せだなぁ〜と、足元に寝転がる妹を見て思いました。

*1:個体を識別する手段としてペットの体内に埋め込まれるチップ