不動産総合情報システム

国土交通省のホームページで「18年10月〜12月分の
不動産の取引価格情報が4月10日より公表されます。」と
ありました。
さっそく内容を見てみると、18年9月までの取引価格情報は
既に公表されています。

対象は政令都市を中心とする区域とあったので、北九州市
取引例を見てみました。

すぐ近くの住所地の取引価格が載っていました。
どこの物件か特定できないように、土地の広さ、価格、床面積等、
数字を少し丸くしていますが、これは税法の時価として使えるのでは
ないかと思いました。

相続税贈与税では評価通達があるので評価に困ることはありません。
ところが、所得税では全くの第三者との取引であれば価格が問題に
なることはありませんが、身内での取引の場合、時価より低い価格で
取引すると問題になります。
ところが所得税法には、その時価に関する明確な定義がないので
困ります。

全く同じ条件では無いけれど、近隣の取引事例は、公示地価や固定資産税の
路線化等を比較して、かなり時価に近い数字が出せるのではと、期待して
います。

国土交通省のホームページによると19年10月からは、全国規模に拡大し
土地の情況も、より詳しく表示する予定ということなので、ますます
期待できそうですね。