源泉徴収票に誤りはありませんか
確定申告期限を過ぎても、毎日税務署に見える方の
数は減りません。
来訪理由は様々です。
①消費税の申告に見える方(所得税の申告は終わっています。)
どうして同時にしないのかな・・・・
②住宅借入等特別控除を受ける方。
過年度分をもって見える方がとても多いです。
平成14年入居で、5年分、しかも共有で二人分の申告。
コンピューターは17年、18年分しか対応していないので
あとの年度の申告書は手書きです。
③医療費控除を受ける方。
領収書の整理をきちんとしていて、当然合計額の計算も出来て
いる方と領収書をドサット机にひろげる方。
④いちど期限内申告書を提出したけれど、生命保険や国民年金が
もれていたと、更正の請求をする方。
更正の請求は税務署にはいいソフトがあって、簡単に作成できます。
このソフトも国税庁のホームページで公開してくれたらいいの
ですが・・・・
⑤事業所得で所得税の期限後申告を提出する方。
収支計算書や青色決算書が未完成の人が多く、税務署の職員が
個別に対応します。
⑥源泉徴収票の誤りに気づいて、還付申告を受ける方。
障害者なのに障害者控除が適用されていなかったり
ご主人と死別で寡婦なのに、寡婦控除が適用されて
いなかったり。
意外と、年末調整には誤りが多いような気がします。
18年度で特別減税を2割で計算された源泉徴収票を
持ってきた方がいました。
また、生年月日から判断して一般の扶養控除対象者なのに
特定扶養のまま63万円を控除しているケースもありました。
医療費控除で還付のつもりで来たのに、納付になってしまって
ショックで申告しないで帰った方もいます。
還付の時は納税者の方に手を合わせんばかりに感謝され、納税のときは
極悪人のように言われたりと、退屈しない毎日を送っています。
私は、あと1週間で終わりですが、税務署の職員の方は1年中いろいろな
納税者の方を相手にしないといけないのですね。
本当に大変な仕事だと、ちょっと同情しています。税務調査の時は
あまりいじめないようにしようと思います。