戸籍の電子化

行政書士会の会報11月号に福岡市も平成18年10月7日から
戸籍がコンピュータ化されるという通知が載っていました。
平成6年の戸籍法改正により、戸籍をコンピュータで処理
出来るようになり、各地の市町村で、順次電子化されて
来ましたが、福岡市は政令都市なのに、かなり遅れている
ような気がします。
さて、新しい戸籍謄本(全員分)は、戸籍全部事項証明書と、
戸籍抄本(個人分)は、戸籍個人事項証明書と名称が変わりました。
また、用紙サイズもA4の縦長(横書き)で算用数字が使われ
見やすくなりました。
ただし、一つだけ問題があります。
それは、電子化以前に亡くなった方は、新しい証明書には
名前が載っていないのです。
亡くなった方の戸籍が必要なときは、別に「平成改製原(はら)戸籍」
を請求しなくてはいけません。当然料金も余分にかかります。
子供さんを失くした方が、戸籍にその名前が載っていないので
さびしい思いをしているという記事を、以前新聞で読んだことを
思い出しました。
電子化される前の戸籍は、亡くなった方は名前に×印がついていたのに
どうして、新しい証明書からは、名前が除かれてしまったのでしょうね。