平成23年分給与所得者の扶養控除等申告書

国税庁のホームページで年末調整関係用紙が公表されて
います。
もう年末調整の時期が近づいているのだと、ちょっとあせってしまいます。

用紙の中で、「平成23年分給与所得者の扶養控除等申告書」が
大幅に変わっています。
     ↓
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/pdf/h23_01.pdf


下の方に、「住民税に関する事項」が新たに設けられていて、
注意書きに「・・・市区町村長に提出しなければならないとされている
給与所得所の扶養親族申告書の記載欄を兼ねています。」とあります。

市町村長に提出が必要?とあわてて地方税法第45条の3の2第3項を
読んでみると、「・・・給与の支払者に受理された日に・・・
市町村長に提出されたものとみなす。」

何だ、所得税法の扶養控除等申告書と同じで、給与支払者に
提出すればいいのですね。


注意しなければいけないのは、22年度分の年末調整をするときは
「平成22年分給与所得者の扶養控除等申告書」を使用することです。
     ↓
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/pdf/h22_01.pdf


給与ソフトを利用している場合は、生年月日を入力すると
特定扶養や、老年者等自動的に判断してくれるので、入力誤り
さえしなければ、大丈夫です。

ただ、手計算で年末調整をするときは、23年度分扶養控除申告書を
見ながら処理をすると、間違いやすいので注意が必要ですね。


「22年度分 保険料控除申告書」はチェックしてみましたが、
変更はありませんでした。
       ↓
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/pdf/h22_05.pdf