「申告相談センター」に行ってきました

税理士会と税務署の合同申告会場に行ってきました。

以前は「還付センター」と言っていましたが、数年前から
「申告相談センター」に名称が変わりました。

還付の方だけではなく、事業所得や不動産所得の方も相談対象と
なっているからでしょうね。

受付は朝9時からですが、8時15分頃ににおばさん税理士が
到着した時にはすでに7人ほど入り口で待っていました。


今日は忙しくなるのではと、覚悟していましたが、実際は
3時半には終わってしまいました。


電子申告をした場合、税務署から申告書が送られてこないので、
出足が遅いのではと言われています。

実際、相談者のお一人から、簡単な「お知らせハガキ」だけしか
来ないと、お叱りを受けました。

また、別の高齢者の方は、もし動けなくなって、申告会場に来れなく
なったら確定申告はどうしたらいいのかと、質問されました。
家族の方に代理で申告してもらうか、郵送も出来ますとお答えしましたが、
どうして、会社のように年金も年末調整してくれないのかと迫られました。

別の方からは、信託銀行からいきなり配当の支払明細書が届いたが、
証券会社に聞いてもよくわからない、申告しないといけないのか、
と質問されました。

「配当所得」は申告した場合、配偶者控除や扶養控除、住民税、国民健康保険料等に
影響があるので、総合的に判断しないといけないのでかなり大変ですと、
答えたら、面倒なので申告しないと、帰られました。


日本の確定申告制度、年金制度、金融制度等の問題点を突きつけられた
一日でした。

対応した相談者の数は12人と少なかったのですが、とても疲れました。
でも色々なケースを経験できるので、申告相談センターに行くのは
大好きです。