個人事業者の節税

申告時期になると節税について質問を受けることが多くなります。

「ウルトラCはありません。」と答えることにしています。


色々なテクニックがあるのかもしれませんが、「明るく正しい納税」を
お客様に勧めています。

ただ一つおススメしているのは「小規模企業共済」です。

最高月7万円、年間84万円の掛け金が全額「小規模企業共済等掛金控除」が
適用されるので、特に所得が多く高税率の方には節税効果大です。


また、業績が悪くなったときは、貸付制度もあります。

途中で解約することも可能です。(ただし1年以内の解約の場合、掛金は
戻りません。)

詳しくは中小企業基盤整備機構のサイトを見てください。
     ↓
http://www.smrj.go.jp/skyosai/000876.html


21年度の税制改正でとりあげられている「確定拠出型年金」も
同じく掛金が全額「小規模企業共済等掛金控除」の対象になりますが、
原則途中解約が出来ないので、業績が不安定な小規模の事業者には
あまりおススメできません。



税金もコストだと考えて、使えないお金として別にしておくと
納税のときにあわてなくていいと思います。


おばさん税理士の使っているM○Sの税務ソフトには、申告書の最後に
「納税計画書」というのがあって、所得税、住民税、事業税が自動計算で
月ごとに一覧表で見ることが出来ます。


それに、消費税、国民健康保険料の概算を手入力すると、これから一年間に
必要な税金等、つまり使えないお金が一目でわかるので、お客様に
喜ばれます、というよりため息をつかれます。