閣僚の資産公開
朝日新聞の朝刊に閣僚の資産が公開されていました。
第一位は鳩山邦夫大臣。
麻生太郎首相は第二位で、地元福岡県飯塚市にたくさんの
土地を所有しています。
山林、雑種地、宅地、田とバラエティに富んでいまが、
余りに評価が低いので、よくよく確認すると、固定資産税の
課税標準額で表示しているということです。
固定資産税の課税標準額は
(1)まず、固定資産評価基準に基づいて固定資産評価額が算出
されます。
これは、土地取引の客観的な目安となる公示地価の
7割を目途とされています。
(2)住宅地の場合200平米までは固定資産税評価額の6分の1が
課税標準額となります。
住宅地のうち200平米を越える部分は固定資産税評価額の
3分の1が課税標準額となります。
(3)非住宅用地の場合、固定資産税評価額のおおむね7割が課税標準額となります。
つまり、固定資産税の課税標準額は一般の取引価額より随分低くなります。
閣僚の皆さん、余りお金持ちだと国民から非難されると、課税標準額で
資産の公開をするのでしょうか。
ちなみに相続税法で倍率地域は、固定資産税評価額に倍率を掛けます。
間違って低い評価の課税標準額に倍率を掛けると相続税の修正申告をしなければ
ならなくなるので、注意が必要です。