ビックカメラの所得隠しと「不動産の証券化」

今日の朝日新聞の朝刊に「ビックカメラ3億円の所得隠し」の
見出しがありました。

最近は3億円くらいの所得隠しでは驚かなくなってしまいました。

所得隠しの手口は、取引先を経由して業務実体の無い関係会社に
支払った業務委託料について、否認されたようです。

もう少し詳しく知りたくて色々検索していたら、NHKのオンラインニュースに
記事がありました。


内容は朝日新聞と少し違って、取引先への発注を水増しするなどの方法で不正に
捻出した資金を、「不動産の証券化」という取引に使ったと言うことです。


「不動産の証券化」と言えば「オフバランス(簿外)」と言うイメージで
粉飾のにおいが・・・・・。


最近、NHKのドラマ「監査法人」や細野祐二氏の「法廷会計学vs粉飾決算」の
影響で、粉飾決算に過剰反応しているおばさん税理士です。



ビックカメラは今日、「不動産の証券化」は適法だったと発表しています。
        ↓
株式会社ビックカメラ:株主・投資家情報サイト



なお「不動産の証券化」については御器谷(みきや)法律事務所のホームページに
分かりやすい解説が載っています。
         ↓
御器谷法律事務所ホームページ・不動産の証券化


会計の世界って恐ろしく複雑になっていますね。
当然税務もかかわってくるので、内容を理解しておかないと
いけません。


明日は、本屋さんに行って「資産の流動化に関する法律」関係の
本を探してみようと思っています。