住宅ローン減税と必要書類 その2

昨日の続きで、住宅借入金等特別控除を受けるときの
添付書類について。

中古住宅で、取得の日より20年(耐火建築物は25年)以上前に
建築されたものは、追加の添付書類として「耐震基準合格証明書」
が必要です。

還付センターでも何人かの相談者から、20年超の物件なので
どこで、「耐震基準合格証明書」を貰えばいいのですか、と言う
質問を受けました。


残念ながら、遅すぎます。


この証明書は、売主が住宅の引渡しまでに(所有権移転登記の時までに)
取得していることが要件なのです。
つまり、住宅借入金等特別控除(ローン減税)を受けたい買主が、住宅を
購入後に証明書を発行してもらっても、ローン減税は適用されないのです。


仲介する不動産業者が税法に詳しくて、親切で「この物件は耐震基準
合格証明書がついていません」と、買う前に教えてくれるといいのですが。
そうすれば、売主の方に依頼して、証明書を取ってもらうことが出来ます。


当然証明書の手数料がかかりますが、10年間のローン減税の額と
比較して、どちらが徳か、そこまで教えてくれる親切な業者さんは
いませんか。