延滞税の計算方法

年末調整も終わり、次は確定申告の準備です。
今日の国税庁のホームページに「確定申告期に多いお問い合わせ事項 Q&A ]が
公表されています。

       ↓
http://www.nta.go.jp/category/kakutei/qa/01.htm


昨日は、不納付加算税のことを書いたので、今日は延滞税の
計算方法について書いてみます。


国税を決められた期限に遅れて納付すると、延滞税つまり利息を
支払わなければなりません。

延滞税の計算は、2段階になっています。
たとえば、3月15日に所得税を50万円支払わなければいけないのに
6月1日に支払ったとします。

①法定期限の翌日(3月16日)から2ヶ月を経過する日(5月15日)までの期間については
 年4.4%(平成18年11月30日の公定歩合0.4%+4%)の割合で計算します。

 納付すべき本税 ×4.4% × 日数/365=金額
  500,000×4.4%×61日/365=3,676円(1円未満切捨)

②法定期限から2ヶ月を経過する日の翌日(5月16日)以後は年14.6%の
 割合で計算します。

 納付すべき本税 ×14.6% × 日数/365=金額
  500,000×14.6%×17日/365=3,400円

③延滞税の額
  ①+②=7,076→7,000円(百円未満切捨)になります。


年利率14.6%はサラ金もびっくりですよね。


納税額が高額で、納付資金が不足しそうなときは、銀行から借入をしてでも
納付したほうがダメージが少ないと思います。