インターネット取引と脱税

今日の朝日新聞の夕刊に、インターネットで「合法ドラッグ
と称して、薬物を販売していた人物が、1億3千万円の所得を
隠し、4千万円の所得税を免れていたとして、所得税法違反
(脱税)の疑いで、東京地検に告発されたという記事が載って
いました。
最近、税務署は、インターネット上での取引の脱税調査に
かなり力を入れているようです。
インターネット取引は、証拠が残らないから、申告しなくても
いいのでは、と勘違いをしている方がいます。
絶対にお金のやり取りは発生します。着払い、カード支払い、
振込み等。必ず調べればわかるものです。
インターネット販売で、思い出したのですが、以前お客様の
税務調査で、しきりにインターネットの取引のことを
根掘り葉掘り、しつこく聞く調査官がいました。
最後には、お客様の商品が載っているホームページをプリントアウト
したものを出して、インターネットで販売をしているだろうと、
詰め寄ってきました。
でもそのホームページは、知り合いの方が、親切で、商品の紹介を
しているだけで、料金や、支払いの方法など、お金に関することは
全く載っていなかったのです。
せっかく張り切って調査に来たのに、何の成果も無く落ち込んだ
調査官をみていて、少し気の毒になったことを思い出しました。
それにしても、今日の記事の所得(利益)1億3千万円とは、
インターネットの力は本当にすごいですね。